旭川北高同窓会
ポスター以外に、会誌、チケット、封筒がつくられました。
制作の過程のようすをデザイナー高橋寿香さんに伺いました。
‘ ’ 内は梅津が補足をいれました。
「『原画の雰囲気・風合いを生かすこと』が全てに共通していたことだと思います。
色や雰囲気をそろえることで、全体的に統一されたイメージになりました。
原画は紙自体に凹凸があり(画用紙のような雰囲気)、
そのでこぼこを修正しようかと迷いましたが、
結局それを生かしたことが、原画の雰囲気をこわすことなく
仕上げることができたように思います。
◎A4ビジュアル ‘会誌の表紙’
基本的にはポスターをそのままと考えていたのですが、
冊子の表紙になるということで、
表紙らしくタイトルとサブコピーを上に持ってきたり
ハードデータ ‘ロゴ、マーク、文字など’ を下げるなど、
若干のレイアウト変更をしました。
◎チケット
レイアウト案がいくつかでましたが、
センターで揃えたものが一番バランスがとれていました。
原画のどこをトリミングするのか、
ルーズソックスや甲子園の様子などいろいろ迷ったのですが
フジタ課長が「ぜひリーゼントの部分を」ということで、
リーゼントの写真がメインのトリミングになっています。
結果的にはその部分とコピーの位置との相性が良かったように思います。
◎封筒2種
角2
長3
ハードデータしか入ってなかったら普通の印象なのですが、
カットをひとつ入れることで、ポスター・冊子・チケットと同様に
うまく原画の空気を封筒に落とし込むことができたのではないかと思います。
(カットはもちろんリーゼントの写真です。)
制作物が何点かあると、やはりそれらは共通したイメージをもたせたいものです。
萩原さんや岸さんと話し合い、助言もらったりしながら、
それらがうまくできたので良かったと思っています。」
封筒に使われたリーゼントの男の子のイラストがまさしく
今年の当番学年の空気そのものを表現しています。
学生服はほとんどが短ランに移行、
応援団などなにかのときには長ランを着る生徒がいました。
リーゼント、田原俊彦風ヘアスタイル、そしてYMOがデビューした頃で
テクノカットの生徒も少し。
女の子はセーラー服の上着は短く、スカートは長く。
多くはヘアスタイルは松田聖子風。
もちろん普通の制服を着崩さない生徒はたくさんいました。
クライアントさん(今年の当番学年)の意向を取り入れてのデザイン。