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北海道のまんなかあたり「愛別町」から
ほんのりしあわせなこと。
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愛別町森づくり研修会2010-3
伏古に移動しました。
林道を車で行くので山へ入るのは楽々です。

伏古で隣接しているふたつの場所をみました。
元畑だった富沢と違って、熊笹が生えています。

 

ここは優良。
適度に伐採されていて、太陽の光が木々のあいだに差しています。
木が健康に育っています。



こちらはもっと伐採が必要な場所。
うっそうとしています。
木も細く、枝も枯れているし、元気がありません。
思い切って二列くらい伐採していいのではないかと、
長く林業のお仕事をしていた方が話していました。

ツタの絡まった木も多いような印象をうけました。
締め付けられるので木には良くないのだそうです。

漆がからまったトドマツ。


ツタがからまっていると絵的にはきれいなのですけど。

漆と知らず、うっかりさわってしまいました。
手袋をしていてよかった。
かぶれるところでした。


「愛別町の林業」というカテゴリーを作りました。

国産の木材の値段は安いし、手入れにお金もかかるので
山を持っていたって仕方ないと考えがちなのですが
いつまでも海外から安い木材が入ってくることが続くとは思えないし
木々がわたしたちにもたらす有形無形のものを考えると
もっと大切に考えるべき産業なのだと知りました。

林業の仕事は冬は寒いし夏は暑いし
時によっては怪我も死も覚悟しなくてはいけないし
お給料はそれに見合っているとはいえないし、たいへんな仕事。
従事する人は貴重な存在です。
少しづつでも仕事をとりまく環境がよくなりますように。

農業で生計を立てている人、世帯を「農家」というように
林業で生計を立てている人、世帯は「林家」というそうです。
「はやしや」ではなく「りんか」と読みます。

愛別町はかつて林業が盛んでした。
そんな時代に思いをはせます。

| 愛別町の林業 | 16:55 | comments(0) | -
愛別町森づくり研修会2010-2
 

かつて伐採された切り株。
苔が生えて白いきのこのようなものも生えていました。

トドマツは柔らかく、傷つきやすく、菌にも感染しやすいらしく、
伐採して機械をいれるときは根などに傷をつけないように神経を使うそうです。

ここ富沢の森林はかつて畑だったそうで笹が生えていません。
昔は富沢に住んでいた人もいっぱいいたのです。
富沢出身の同級生3人の顔を思い浮かべました。



せみの抜け殻。
その上のぼこっとした目のような部分は枝打ちした跡。

北海道は開拓するときに原生林を切ったせいか
住宅地にも田園地帯にも木は少ないように感じます。
とくに樹齢何十年という大きい木はみかけない。
昔たくさんみられた背の高いポプラの木は樹齢が短いのか
ほとんどみかけなくなりました。

愛別町にも木陰は少ない。
暑い日や疲れている時、大きな木の下でほっとしたいなあと思っても
気軽に過ごせる場所がなかなかないのですね。
あまりにも人がいないので不安になるし、
山だと車に乗らないとなかなか行けないし、なにより熊がでそう。


この研修会の目的は
「大きな木がいっぱいあるところに身を置きたい」という
少々不純なものでしたけれど(^^;)エネルギーをいっぱいもらえました。

| 愛別町の林業 | 17:12 | comments(0) | -
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